学校評価:学校評価・学校関係者評価委員会の見解(平成23年度)

平成23年度「学校評価」実施内容の報告

大阪国際滝井高等学校

平成23年度「学校評価」の実施内容を下記の通り報告します。

1.実施方法

  1. (1)対象者内容

    対象者 人員 回答数 回答率 実施期日
    教職員 42名 42名  100 % 平成24年  2月  6日〜 8日
    3年生徒 200名 197名 98.5% 平成23年12月22日〜24日
    全保護者 642名 615名 95.8% 平成23年12月13日〜22日
  2. (2)アンケートの評価項目の内容

    教職員、3年生徒、全保護者とも設問項目は昨年度と同様。ただし、今回は3年生徒及び全保護者のアンケートには「自由記述」欄を設けた。

2.評価の概要

  1. (1)教職員「自己評価」
    1. 肯定的評価の高い項目(評価A+B  90%以上)は、学校運営に関するものでは、「教育計画」や「学習指導要領の対応状況」、「情報公開」や「危機管理」「開かれた学校づくり」、「募集活動」等、教育内容に関するものでは、「教育目標」、「教科学習指導(授業)」、「環境教育(清掃・美化)の実践」、「生徒会活動支援」、「学校行事」等、生徒指導・支援に関するものでは、「生徒指導方針の一貫性」である。
    2. 評価の低い項目(A+B 50%以下)は、学校運営に関するものでは、「評議員・理事会機能」、教員研修・資質向上に関するものでは、「教員の校外研修」である。
    3. 評価(A+B)比率別分類
      比率 項目数(全53項目)
      今年度 昨年度
      100〜 90% 13 15
      90〜 80% 19 13
      80〜 70% 12 12
      70〜 60%
      60〜 50%
      50〜 40%
      40〜 30%
      30〜  0%
    4. 前年度との比較考察
      評価比率分類は大きな変化はなかった。
      評価が向上したものとしては、「財務に関する知識」、「人権教育体制」、「部活動」、「読書指導」、「教員の資質向上」「研修成果の共有」であった。
      逆に評価が低下したものとしては、「建学の精神」「会議の有効性」「保健・衛生」であった。表面的な指導とマンネリ化が原因していると考えられる。
    5. 「自己評価」アンケート集計内容
      平成23年度重点テーマ 生徒が自ら活動する学校
      目標(ねらい) 生徒の隠れた能力に気づかせ、主体的に学んでゆく姿勢を身につけさせる

      A:あてはまる  B:ややあてはまる  C:あまり当てはまらない  D:まったくあてはまらない

      回答数42名

      分類 評価の観点 評価項目 設定 A+B 評価



      本校の 精神 建学の精神 建学の精神が教職員、生徒、保護者など、学校関係者によく浸透している。 70.8 22.0 48.8 24.4 4.8
      学校方針・目標 教職員・学校関係者が理解している 85.7 52.4 33.3 14.3
      愛校心 在校生、卒業生は学校に誇りを持っている。 70.0 14.3 54.7 28.6 2.4
      教育課程 学習指導要領の対応状況 教育課程は学習指導要領に沿っている。 90.2 51.2 39.0 9.8
      教育計画 年間を通じた進度表・シラバスを各教科別に立てている。 90.2 51.2 39.0 9.8
      教職員連携 教員・教科間連携 教員間教科間の相互理解がなされ、信頼関係に基づいて教育活動が行われている。 73.8 28.6 45.2 23.8 2.4
      教員と事務職員の連携状況 教員と事務職員の情報交換の機会があり、相互理解、連携は取れている。 81.0 31.0 50.0 16.6 2.4
      会議の有効性 教職員会議をはじめ各種会議が有効かつ効率的に機能している。 65.8 29.3 36.5 22.0 12.2
      財務関係 財務に関する意識 学校の経営指標と財務状況について理解している。 73.2 22.0 51.2 19.5 7.3
      財務状況の把握 10 予算、決算の収支の状況について理解している。 65.8 19.5 46.3 29.3 4.9
      評議員・理事会機能 11 評議員、理事会の役割や機能について理解している。 45.0 10.0 35.0 42.5 12.5
      情報公開 ホームページの活用状況 12 学校ホームページで可能な範囲で情報公開をしている。 100 76.2 23.8
      授業公開状況 13 保護者などへ授業を公開している。 100 83.3 16.7
      危機管理 役割分担 14 事故・事件・災害時に対処する役割分担が明確にされている。 95.2 45.2 50.0 2.4 2.4
      危機管理対応状況 15 危機管理マニュアル、警察、消防との連携、訓練など学校の安全対策は十分とられている。 85.8 42.9 42.9 11.8 2.4
      開かれた 学校づくり 地域交流 16 地域や地域住民との交流ができている。 97.6 61.9 35.7 2.4
      生徒募集 募集活動 17 積極的に募集活動が行われ、定員を充足する努力がされている。 97.6 71.4 26.2 2.4



      年度教育目標 重点取り組み事項 18 教職員が理解し取り組んでいる 90.5 35.7 54.8 9.5
      教科指導 学習指導 19 生徒にわかりやすい授業を実践することができている 92.9 28.6 64.2 4.8 2.4
      満足度 20 生徒は教科の学習指導に満足している。 76.2 14.3 61.9 21.4 2.4
      特色教育 面倒見の良い教育 21 生徒に応じたきめ細かな教育を実施している。 88.1 47.6 40.5 9.5 2,4
      徳育・躾教育 心に響く教育 22 教職員が取り組んでいる 85.7 45.2 40.5 14.3
      情報教育 情報能力育成 23 生徒の情報活用能力の育成を図っている。 76.2 14.3 61.9 21.4 2.4
      情報モラル指導 24 情報の発信に伴う責任など情報のモラル面の教育に十分取組んでいる。 64.3 19.0 45.3 33.3 2.4
      人権教育 研究体制 25 人権尊重に関するさまざまな課題や指導方法を教員が研究する体制がある。 83.3 26.2 57.1 11.9 4.8
      教育体制 26 人権尊重の教育において、さまざまな学習方法で、意識を高める教育を行っている。 88.1 40.5 47.6 9.5 2.4
      環境教育 環境問題意識向上 27 ゴミ、リサイクル、省エネなど身近な問題から環境への関心を高める教育を行っている。 71.4 35.7 35.7 26.2 2.4
      実践的態度の育成 28 生徒に清掃、校内美化に取組ませている。また、施設、設備を大切にする心を育成している。 97.6 42.9 54.7 2.4
      健康・食育 健康・食に関する指導 29 健康教育、食育などにも配慮している。 57.2 21.5 35.7 35.7 7.1
      生徒会活動 生徒会活動支援状況 30 生徒会活動を通じて、生徒が主体的に活動できるよう学校全体で支援している。 92.8 47.6 45.2 4.8 2.4
      その他 読書推進 31 図書館の利用促進など読書指導に取組んでいる 87.8 36.6 51.2 12.2
      部活動 32 部活動は活発である。 85.8 42.9 42.9 14.2
      ボランティア 33 ボランティア活動は活発である。 52.4 16.7 35.7 35.7 11.9
      学校行事 34 体育祭、文化祭などの学校行事は活発である。 100 52.4 47.6
      スポーツ・芸術文化 35 スポーツ活動、芸術文化活動を計画的に教育活動にとりいれている。 85.7 50.0 35.7 11.9 2.4
      国際理解 36 他国の歴史・文化の理解、異文化交流など国際理解に対する教育活動を取り入れている。 83.3 35.7 47.6 14.3 2.4






      生徒指導 指導方針の一貫性 37 生徒指導は学校の方針に従っている 90.5 38.1 52.4 7.1 2.4
      生活指導について 38 生徒の生活指導に組織的に対応する体制がある。 76.2 35.7 40.5 16.7 7.1
      39 転退学を抑止する学校生活・家庭生活の指導が行われている。 82.9 34.1 48.8 12.2 4.9
      家庭との連携状況 40 生徒指導において、家庭との連携ができている。 88.1 40.5 47.6 11.9
      生徒支援 保健・衛生 41 体調不良・ケガ等への対応はスムーズに行えている。 76.2 21.4 54.8 19.0 4.8
      42 保健・衛生面での指導ができている。 73.8 14.3 59.5 21.4 4.8
      カウンセリング体制 43 カウンセリングマインドを取り入れた支援体制がある。 78.6 26.2 52.4 7.1 14.3
      進路指導 44 生徒一人ひとりの興味・関心・適性に応じた進路選択ができるような支援体制がある。 83.3 38.1 45.2 11.9 4.8
      45 計画的な指導体制が整い、指導されている 80.9 28.6 52.3 16.7 2.4
      46 資格取得の支援体制が整っている。 88.1 38.1 50.0 7.1 4.8
      47 併設大学・短大との連携体制が整い、指導が行われている。 85.7 45.2 40.5 11.9 2.4








      教員研修 教員の資質向上 48 教員間で授業内容を評価、意見交換などを行う機会がある。 85.7 31.0 54.7 11.9 2.4
      49 目標管理による能力開発体制がある 73.8 19.0 54.8 23.8 2.4
      校内研修 50 効果的な校内研修計画を立案し、教職員に実施している。 66.7 23.8 42.9 23.8 9.5
      初任者のサポート状況 51 初任者等、経験の少ない教員を学校全体でサポートする体制がある。 54.8 11.9 42.9 33.3 11.9
      校外研修 52 教員が計画的に校外研修を受ける体制が整っている。 45.2 9.5 35.7 35.7 19.1
      研修成果の共有状況 53 研修、研究に参加した成果を、他教員に伝えて情報を共有する体制がある。 83.3 26.2 57.1 14.3 2.4
  2. (2)生徒(3年生)学校評価
    1. 総括
      昨年度より実施し、今年度は2回目となる。総じて今年度評価は昨年度より低下している。
      項目における評価傾向は大きく変わっていない。
      教育活動に関する項目、課外活動に関する項目の一部の評価が低下している。
      特に、総合的な学校評価となる、学校に対する誇り(57.9%)、学力の伸長(57.9%)、学校が楽しい(71.5%)、滝井へ入学して良かった(68.0%)等は、低い結果となっている。昨年度の生徒評価が、改善に十分生かされておらず、多くの課題を残した。
    2. 評価(A+B)比率別分類
      比率 項目数(全26項目)
      今年度 昨年度
      100〜 90%
      90〜 80%
      80〜 70%
      70〜 60% 10
      60〜 50%
      50〜 40%
      40〜 30%
      30〜  0%
    3. 3年生「学校評価」アンケート集計内容

      A:ほぼ当てはまる B:やや当てはまる C:どちらかというと当てはまらない D:ほとんど当てはまらない

      回答数197名/在籍200名

      設問 (A+B) (%) 評価
      実数 実数 実数 実数






      1 本校の建学の精神は理解している 53.3 40 20.3 65 33.0 51 25.9 41 20.8
      2 本校の教育方針は理解している 60.9 45 22.8 75 38.1 51 25.9 26 13.2
      3 本校の生徒であることに誇りを持っている 57.9 44 22.3 70 35.6 51 25.9 32 16.2
      4 災害が起こった場合の訓練がおこなわれている 83.3 87 44.2 77 39.1 27 13.7 6 3.0



      5 学校に行くのは楽しい 71.5 62 31.5 79 40.0 36 18.3 20 10.2
      6 滝井独自の特色ある授業が多い 67.5 56 28.4 77 39.1 52 26.4 12 6.1
      7 わかりやすい授業が多い 52.8 27 13.7 77 39.1 72 36.5 21 10.7
      8 わからないことについての質問をしやすい 62.0 48 24.4 74 37.6 56 28.4 19 9.6
      9 いろいろ工夫して授業をしている先生が多い 54.8 29 14.7 79 40.1 68 34.5 21 10.7
      10 評価・成績の内容は納得している 78.1 60 30.5 94 47.6 33 16.8 10 5.1



      11 悩み等について相談にのってくれる 56.3 40 20.3 71 36.0 62 31.5 24 12.2
      12 人権の大切さを学ぶ機会が多い 84.2 109 55.3 57 28.9 24 12.2 7 3.6
      13 命の大切さや社会のルールを学ぶ機会が多い 81.6 92 46.9 68 34.7 26 13.3 10 5.1



      14 学校行事は楽しい 69.6 72 36.6 65 33.0 42 21.3 18 9.1
      15 生徒会活動に関心を持ち積極的に参加している 33.5 24 12.2 42 21.3 64 32.5 67 34.0
      16 部活動には積極的に参加している 43.2 60 30.5 25 12.7 15 7.6 97 49.2
      17 福祉活動やボランティアについての機会が多い 38.7 32 16.3 44 22.4 67 34.3 53 27.0

      18 学校は進路のことについてよく相談に乗ってくれている 63.0 56 28.7 67 34.3 52 26.7 20 10.3
      19 学校は進路についての情報をよく知らせてくれている 62.5 59 30.3 63 32.2 51 26.2 22 11.3

      20 担任の先生は自分のことを理解してくれている 66.0 60 30.5 70 35.5 52 26.4 15 7.6
      21 担任の先生は困っていることに対して手助けしてくれている 72.1 61 31.0 81 41.1 43 21.8 12 6.1






      22 この3年間で学力はかなり伸びている 57.9 40 20.5 73 37.4 60 30.8 22 11.3
      23 この3年間で自ら行動できる人に成長している 68.0 38 19.3 96 48.7 50 25.4 13 6.6
      24 この3年間でマナーやルールが身に付いている 76.0 52 26.5 97 49.7 38 19.5 9 4.6
      25 この3年間で社会に貢献できる人に成長している 60.9 30 15.2 90 45.7 63 32.0 14 7.1
      26 滝井高校に入学してよかったと思っている 68.0 73 37.1 61 31.0 37 18.8 26 13.2

3.保護者学校評価

  1. (1)総括

    評価項目33項目の内、肯定的評価(A+B)以上70%以上が28項目あり、全体として本校の運営や教育内容に一定の評価をされていることが伺える。
    特に「授業公開」、「保護者への連絡案内」、「資格・検定取得の取り組み」等は、90%以上の保護者の評価を得ている。
    一方、「子どもが学校に誇りを持っている」、「子どもが授業が分かりやすいと言っている」、「先生が子供をよく理解している」、「校内施設・設備の満足」などは60%台、「クラブ活動に積極的な参加」は60%をきる評価である。生徒評価と同様の傾向が伺え、今後の課題として対応が必要である。
    自由記述は、個別の要望内容が主で、参考として今後役立ててゆく。

  2. (2)評価(A+B)比率別分類

    比率 項目数(全33項目)
    今年度 昨年度
    100〜 90%
    90〜 80% 20 23
    80〜 70%
    70〜 60%
    60〜 50%
    50〜 40%
    40〜 30%
    30〜  0%
  3. (3)保護者「学校評価」アンケート集計内容

    A:ほぼ当てはまる B:やや当てはまる C:どちらかというと当てはまらない D:ほとんど当てはまらない

    全保護者615名/在籍642名(回収率95.8%)

    番号 質問 (A+B)
    (%)
    評価



    1 学校は、建学の精神をわかりやすく伝えている 80.9 186 30.7 303 50.2 97 16.0 19 3.1
    2 学校は、教育方針をわかりやすく伝えている 83.4 204 33.6 302 49.8 81 13.3 20 3.3
    3 子どもは、学校に誇りを持っている 68.9 147 24.3 270 44.6 144 23.8 44 7.3
    4 学校は、授業などを公開している 93.2 307 50.6 259 42.6 37 6.0 5 0.8
    5 学校は、緊急時(地震・台風など)の対応について、生徒や保護者 に行動マニュアルを知らせている。また訓練を行っている 85.1 257 42.0 264 43.1 77 12.6 14 2.3
    6 学校は、情報を積極的に発信している 86.6 282 46.2 246 40.4 72 11.8 10 1.6
    7 学校は、保護者に出す文書・事務連絡を適切に行なっている 91.0 310 50.7 246 40.3 48 7.9 7 1.1



    8 子どもは、学校が楽しいと思っている 77.5 238 39.1 234 38.4 96 15.8 41 6.7
    9 学校は、特色ある教育活動が行われている 85.2 216 35.5 303 49.7 76 12.5 14 2.3
    10 子供は、授業が分かりやすいと言っている 64.9 91 14.9 305 50.0 173 28.4 41 6.7
    11 成績表は、子どもの能力や努力を適切・公平に評価している 85.5 210 34.4 312 51.1 70 11.5 18 3.0
    12 先生は、子どもを理解している 69.7 163 26.7 263 43.0 159 26.0 26 4.3
    13 学校は、学習の内容や進度を懇談や通信等で知らせている 80.9 215 35.4 276 45.5 93 15.3 23 3.8



    14 学校は、しつけ教育が行き届いている 83.9 242 39.7 270 44.2 78 12.8 20 3.3
    15 学校は、いじめや暴力のない学校づくりに取り組んでいる 78.7 189 31.0 290 47.7 105 17.2 25 4.1
    16 学校は、子供に人権を尊重する意識を育てようとしている 82.2 195 32.1 304 50.1 88 14.5 20 3.3
    17 先生は、子供の間違った行動を厳しく指導してくれる 82.2 232 38.2 267 44.0 80 13.2 28 4.6
    18 学校は、家庭への連絡や意思疎通を積極的に行っている 80.5 224 36.8 265 43.7 95 15.6 24 3.9
    19 学校は、子供のことについて気軽に相談に応じてくれる 78.6 204 33.8 270 44.8 102 16.9 27 4.5



    20 子どもは、積極的に部活動に参加している。 59.0 237 39.6 116 19.4 85 14.2 160 26.8
    21 学校は、クラブの活動を支援している。 83.0 270 44.9 230 38.1 72 11.9 31 5.1
    22 学校は、生徒主体の学校行事を実施している 86.7 250 41.4 274 45.3 67 11.1 13 2.2
    23 子どもは、積極的に学校行事に参加している 85.9 278 45.6 246 40.3 73 12.0 13 2.1
    24 学校は、ボランティア活動のできる環境を作っている 78.5 185 30.8 286 47.7 113 18.8 16 2.7
    25 学校は、校内の美化活動に努めている 88.8 279 46.0 260 42.8 56 9.2 12 2.0
    26 校内の教育環境(施設・設備)面は、満足している 64.8 133 22.0 259 42.8 151 25.0 62 10.2

    27 学校は、子どもの将来の進路に合わせた指導を適切に行っている 80.9 188 31.3 298 49.6 92 15.3 23 3.8
    28 学校は、併設大学・短大への内部進学について情報を発信している 87.1 251 41.6 275 45.5 67 11.1 11 1.8
    29 学校は、資格・検定の取得に積極的に取り組んでいる 91.5 357 58.3 203 33.2 39 6.4 13 2.1


    30 先生は、子どもへの声かけ等、積極的に子どもとのコミュニケーションを図っている 79.4 201 33.1 281 46.3 106 17.5 19 3.1
    31 子どもは、自ら行動できる人間に成長してきている 81.9 185 30.2 316 51.7 98 16.0 13 2.1
    32 学校は、地域との交流を積極的に行っている 81.7 184 30.6 308 51.1 95 15.8 15 2.5
    33 学校(教員)の保護者への対応はよい 87.2 275 45.2 256 42.0 61 10.0 17 2.8

4.教職員「自己評価」、生徒(3年生)「学校評価」、および保護者「学校評価」回答結果の関連比較

各評価をポイント化して関連を比較する。

ポイントは、 A=3、 B=1、 C=−1、 D=−3とする。

関連質問項目 質問番号 ポイント
教職員 生徒 保護者 教職員 生徒 保護者
建学の精神 1 1 1 0.74 0.06 1.15
教育方針 2 2 2 1.76 0.41 1.26
誇り・愛校心 3 3 3 0.62 0.28 0.71
わかりやすい授業 19 7 10 1.38 0.12 0.46
面倒見の良さ 21 11 19 1.67 0.29 1.14
危機管理対応 15 4 5 1.29 1.49 1.49
人権教育 26 12 16 1.33 1.72 1.20
学校行事 34 14 23 2.04 0.94 1.57
クラブ活動 32 6 20 1.57 0.07 0.60
ボランティア活動 33 17 24 0.14 −0.43 1.11
進路指導(面度見の良さ) 45 18 27 1.14 0.62 1.14
進路指導(情報提供) 47 19 28 1.57 0.62 1.51

上表のポイントから、同種の設問に対して、教職員、生徒、保護者の評価がかなり異なっているものがある。
教職員は比較的高い評価を示しているにもかかわらず、生徒・保護者とも評価が低いものとしては、「わかりやすい授業」、「クラブ活動への積極的参加」である。教職員の一方的な判断となっていることが危惧される。
同じく、教職員の評価が高く、生徒の評価が低いものとしては、「建学の精神」、「教育方針」、「母校への誇り」、「面倒見の良い学校」、「学校行事」、「進路指導」などである。
逆に教職員の評価が低いが、生徒・保護者の評価が高いものとしては、「人権教育」、「危機管理」が見受けられる。

大阪国際滝井高等学校の学校関係者評価委員会の見解

学校関係者評価委員会

1.審議方法

学校から事前に配布された「平成23年度『学校評価』実施内容の報告」、「教職員『自己評価』アンケート集約」、「生徒『学校関係者評価』アンケート集約」、「保護者『学校関係者評価』アンケート集約」をもとに、平成24年3月2日(金)10:30〜12:00、滝井高校で委員会を開催した。
委員会では、事務局(学校側)からアンケートの集計結果についての概要の説明があった後、鈴木委員を進行役として各委員から自由に感想・意見を述べていただいた。話題となったものは評価の低い項目や、昨年と比べて評価が下がっている項目などで、そのことを中心に改善のための前向きな発言が出された。

2.見解

  1. (1)総括

    今年度学校評価は、生徒(3年生)評価が前年度より悪化していること、保護者評価についても若干であるが低下していること、教職員自己評価は、概ね昨年と変わらない結果となっている。
    特に評価項目の中で、学校教育の根幹をなす授業のわかりやすさ、教員の指導・相談、課外活動への参加等の評価が低くなっていることは、学校として厳しく反省をする必要がある。また、教職員自己評価と生徒・保護者との同種の質問項目で評価差が著しいものがあり、概ね教職員自己評価が高めになっている。これら結果を踏まえ、教職員の自己評価意識について、自省する必要があり、学校として教職員の有効な研修を実施して改善していくことが求められている。
    一方、全体としての学校運営は円滑に実施されており、「凛とした美しい人づくり」の努力と改善内容が伺える。

  2. (2)主たる意見・感想
    1. 1.学校運営
      ここ数年、管理職のリーダーシップの発揮により、改革が進み確実に成果を上げてきている。
      しかし、一方で教職員自己評価の学校運営関連の結果を見ると、教職員の中に学校運営に対する疎外感があるのではないかと懸念される。もしそうであれば、直接生徒と接している教員が具体策を提案できるようなボトムアップのシステム作りが次のステップとして必要ではないか。先生方が自由に意見を言え、そしてそれが実現する学校ができれば、授業改革や教員研修にも発展的につながっていくと考える。
    2. 2.特色教育
      卒業式に表われているように、礼法授業の導入により、確実に生徒の礼儀作法やマナーは向上している。学校方針として掲げられている、『凛とした』振る舞い、さらに学園の理念である「礼節を重んじる」ことにもつながり成果を上げている。今後も継続していくべきものである。
  3. (3)学習指導

    「わかりやすい授業」およびこれに関連する項目が低い評価になっている。また、昨年度と比べても低下している点が気になる。特にこれ等の項目について、先生方の評価がそれほど低くなっていないことが深刻な問題であると考えられる。学校の根幹である授業に対して、生徒・保護者とも満足していないのは大きな問題で、教員はこのことを謙虚に受け止めなければならない。
    一つ一つの授業をどのように生徒にアピールできるか、一人ひとりの教員の努力にかかっているが、学校が一丸となって「授業研究」を行ない改善していって欲しい。

  4. (4)部活動

    部活への加入率の低い学校は、学力も低く、問題行動を起こす生徒の数も多いといわれている。
    今日においては、生徒にとって、学校の外に楽しいことはたくさんあり、それを超える魅力ある部活動を維持していくことは難しいと思われる。しかし、集団活動の中で培われる人間形成は、高校生段階の教育として重要と思われるので改善の努力をして欲しい。

  5. (5)生徒指導

    滝井高校の生徒と保護者のコミュニケーションは、比較的良い傾向にあると評価できる。今後いろんな改革や取り組みにおいて、成果を上げていく上で大きな力になるものと考えられる。
    一方、生徒と教員のコミュニケーションについては、先生方が子どもに丁寧に対応していくという姿勢で臨むべきである。せっかくのチャンスを是非生かしてほしい。
    また、子どもがいつでも先生とコミュニケーションを取れる環境を整えることも必要である。
    特に学校経営の構造的問題である新任教員の定着の問題は、現場だけでは解決できないが、卒業しても自分の担任してもらった先生がいないという状況は是非改善して欲しい。

  6. (6)教員研修

    先生方の意識が昨年に比べると少し改善したようであるがまだ不十分である。「すぐれた研修は優秀な教員を育てる」という理念で取り組んでほしい。特に若い先生方の指導・研修は、体制を整え学校全体で取り組んでほしい。また、場合によっては後援会(PTA組織)の力を借りることで保護者との関係も構築できたりするので、先生の経験を積む過程で必要なことである。

  7. (7)その他の意見・提言

    保護者の立場として、学校が先生方を育てるのは当然であるが、特に若い先生については、保護者も一緒に育てる姿勢を持たなければならない。学校・教員に対する批判だけでなく、一緒になって学校を良くし、先生を育てていきたい。