学校評価:学校評価・学校関係者評価委員会の見解(平成22年度)

学校評価の「自己評価」実施内容の報告

学校評価委員会

平成22年度「学校評価」の実施内容を下記の通り報告します。
今年度は、平成20年度より実施している教員による「自己評価」に加えて、生徒(3年生)および保護者(全学年)の学校評価を新規に実施しました。
生徒・保護者いずれも「学校評価」実施趣旨について十分な理解を得て、回収率はほぼ100%で、円滑に実施できました。

1.実施方法

  1. (1)対象者内容
    対象者 人員 回答数 回答率 実施期日
    教職員 41名 41名 100% 平成23年  2月  2日〜 5日
    3年生徒 226名 223名 98.7% 平成22年12月22日〜24日
    全保護者 661名 646名 97.7% 平成22年12月13日〜22日
  2. (2)アンケートの評価項目の内容
    教職員…
    前年度評価項目と同一
    3年生徒…
    教職員「自己評価」項目との関連項目に加えて、教員に対する評価や自己成
    長評価等の項目による新規アンケート
    保護者…
    教職員「自己評価」項目及び生徒調査項目との関連項目による新規アンケート

2.評価の概要

  1. (1)対象者内容
    1. 1.肯定的評価の高い項目(評価A+B  90%以上)は、学校運営に関するものでは、「学校方針・目標」、「教育計画」や「学習指導要領の対応状況」、「情報公開」や「開かれた学校づくり」、「募集活動」等、教育内容に関するものでは、「教科学習指導(授業)」、「面倒見の良い教育」、「環境教育(清掃・美化)」、「学校行事」等、生徒指導・支援に関するものでは、「生徒指導方針の一貫性」、「家庭との連携状況」、「保健・衛生対応」、「資格取得支援」等である。
    2. 2.否定的評価の比較的高い項目(C+D 30%以上)は、学校運営に関するものでは、「財務に関する意識や状況把握」、「評議員・理事会機能」、教育内容に関するものでは、「情報モラル指導」、「環境問題意識向上」「健康・食に対する指導」、「読書推進」、「部活動」、「ボランティア活動」教員研修・資質向上に関するものでは、「教員の校内外研修」、「初任者のサポート」、「研修成果の共有」等である。
    3. 3.評価(A+B)比率別分類
      比率 項目数(全53項目)
      今年度 昨年度
      100〜 90% 15 26
      90〜 80% 13 17
      80〜 70% 12
      70〜 60%
      60〜 50%
      50〜 40%
      40〜 30%
      30〜  0%
    4. 4.学校運営、教育内容、生徒指導の基本となる項目については、今年度も肯定的評価比率は高くなってはいるが、全体的には、前年度より否定的評価(C+D)項目が増えたり、比率が高くなったりしている。毎年度、学校方針・目標の明確化や教職員の意識の向上に努力してきているとの思いはあったが、評価結果は後退している。教職員に対する理解活動がいまひとつ徹底していない。表面的な理解にとどまっている。また、取り組み内容もマンネリ化しているものもあるのではないかと危惧している。現状を総点検して改善してまいりたい。
    5. 5.「自己評価」アンケート集計内容
      平成22年度重点テーマ 生徒の心に火を灯す
      目標(ねらい) 「生徒がやる」生徒が主体の・生徒が自ら動く・楽しむ・そして輝く学校生活を構築する

      A:あてはまる  B:ややあてはまる  C:あまり当てはまらない  D:まったくあてはまらない

      回答数41名(専任・常勤・嘱託教職員)


      評価の観点 評価項目 設定 評価



      本校の精神 建学の精神 建学の精神が教職員、生徒、保護者など、学校関係者によく浸透している。 25.0 57.5 17.5
      学校方針・目標 教職員・学校関係者が理解している 45.0 45.0 10.0
      愛校心 在校生、卒業生は学校に誇りを持っている。 17.5 57.5 22.5 2.5
      教育課程 学習指導要領の対応状況 教育課程は学習指導要領に沿っている。 66.7 27.8 5.5
      教育計画 年間を通じた進度表・シラバスを各教科別に立てている。 70.3 27.0 2.7
      教職員連携 教員・教科間連携 教員間教科間の相互理解がなされ、信頼関係に基づいて教育活動が行われている。 30.0 47.5 22.5
      教員と事務職員の連携状況 教員と事務職員の情報交換の機会があり、相互理解、連携は取れている。 20.0 55.0 25.0
      会議の有効性 教職員会議をはじめ各種会議が有効かつ効率的に機能している。 28.2 46.2 17.9 7.7
      財務関係 財務に関する意識 学校の経営指標と財務状況について理解している。 25.6 33.3 30.8 10.3
      財務状況の把握 予算、決算の収支の状況について理解している。 15.4 38.5 33.3 12.8
      評議員・理事会機能 評議員、理事会の役割や機能について理解している。 7.7 30.8 46.2 15.3
      情報公開 ホームページの活用状況 学校ホームページで可能な範囲で情報公開をしている。 63.4 34.2 2.4
      授業公開状況 保護者などへ授業を公開している。 67.5 22.5 10.0
      危機管理 役割分担 事故・事件・災害時に対処する役割分担が明確にされている。 47.5 35.0 17.5
      危機管理対応状況 危機管理マニュアル、警察、消防との連携、訓練など学校の安全対策は十分とられている。 47.5 35.0 17.5
      開かれた学校づくり 地域交流 地域や地域住民との交流ができている。 40.0 55.0 2.5 2.5
      生徒募集 募集活動 積極的に募集活動が行われ、定員を充足する努力がされている。 80.5 17.1 2.4



      年度教育目標 重点取り組み事項 教職員が理解し取り組んでいる 38.5 51.3 7.7 2.5
      教科指導 学習指導 生徒にわかりやすい授業を実践することができている 31.6 63.2 5.2
      満足度 生徒は教科の学習指導に満足している。 15.8 63.2 21.0
      特色教育 面倒見の良い教育 生徒に応じたきめ細かな教育を実施している。 53.8 38.5 7.7
      徳育・躾教育 心に響く教育 教職員が取り組んでいる 43.6 43.6 12.8
      情報教育 情報能力育成 生徒の情報活用能力の育成を図っている。 10.5 60.5 23.7 5.3
      情報モラル指導 情報の発信に伴う責任など情報のモラル面の教育に十分取組んでいる。 21.1 44.7 26.3 7.9
      人権教育 研究体制 人権尊重に関するさまざまな課題や指導方法を教員が研究する体制がある。 18.4 55.3 21.1 5.2
      教育体制 人権尊重の教育において、さまざまな学習方法で、意識を高める教育を行っている。 21.1 50.0 28.9
      環境教育 環境問題意識向上 ゴミ、リサイクル、省エネなど身近な問題から環境への関心を高める教育を行っている。 23.7 39.5 31.6 5.2
      実践的態度の育成 生徒に清掃、校内美化に取組ませている。また、施設、設備を大切にする心を育成している。 60.5 34.2 5.3
      健康・食育 健康・食に関する指導 健康教育、食育などにも配慮している。 18.4 34.2 34.2 13.2
      生徒会活動 生徒会活動支援状況        生徒会活動を通じて、生徒が主体的に活動できるよう学校全体で支援している。 35.9 48.7 12.8 2.6
      その他 読書推進 図書館の利用促進など読書指導に取組んでいる 15.8 47.4 31.6 5.2
      部活動 部活動は活発である。 28.9 39.5 21.1 10.5
      ボランティア ボランティア活動は活発である。 13.2 42.1 34.2 10.5
      学校行事 体育祭、文化祭などの学校行事は活発である。 61.5 35.9 2.6
      スポーツ・芸術文化 スポーツ活動、芸術文化活動を計画的に教育活動にとりいれている。 50.0 39.5 7.9 2.6
      国際理解 他国の歴史・文化の理解、異文化交流など国際理解に対する教育活動を取り入れている。 39.5 47.4 10.5 2.6






      生徒指導 指導方針の一貫性 生徒指導は学校の方針に従っている 55.3 39.5 2.6 2.6
      生活指導について 生徒の生活指導に組織的に対応する体制がある。 42.1 34.2 18.4 5.3
      転退学を抑止する学校生活・家庭生活の指導が行われている。 26.3 50.0 23.7
      家庭との連携状況 生徒指導において、家庭との連携ができている。 40.5 51.4 5.4 2.7
      生徒支援 保健・衛生 体調不良・ケガ等への対応はスムーズに行えている。 52.6 44.8 2.6
      保健・衛生面での指導ができている。 44.8 42.1 10.5 2.6
      カウンセリング体制 カウンセリングマインドを取り入れた支援体制がある。 36.9 44.7 7.9 10.5
      進路指導 生徒一人ひとりの興味・関心・適性に応じた進路選択ができるような支援体制がある。 36.9 44.7 18.4
      計画的な指導体制が整い、指導されている 34.2 39.5 21.1 5.2
      資格取得の支援体制が整っている。 47.4 44.7 7.9
      併設大学・短大との連携体制が整い、指導が行われている。 44.7 42.1 13.2








      教員研修 教員の資質向上 教員間で授業内容を評価、意見交換などを行う機会がある。 39.5 31.6 26.3 2.6
      目標管理による能力開発体制がある 26.3 55.3 13.2 5.2
      校内研修 効果的な校内研修計画を立案し、教職員に実施している。 34.2 34.2 23.7 7.9
      初任者のサポート状況 初任者等、経験の少ない教員を学校全体でサポートする体制がある。 13.2 42.1 31.6 13.1
      校外研修 教員が計画的に校外研修を受ける体制が整っている。 7.9 23.7 44.7 23.7
      研修成果の共有状況 研修、研究に参加した成果を、他教員に伝えて情報を共有する体制がある。 10.2 38.5 38.5 12.8
  2. (2)生徒(3年生)学校評価
    1. 1.総括
      本校に入学して良かったと思っている生徒は、約80%。「学力の伸長」、「人間的な成長」、「ルール・マナーの修得」、「自己成長」を約70%の生徒が評価している。また、学校方針・教育活動・生徒指導・進路指導・教員評価等の多くの項目を約70%の生徒が評価している。一方、課外活動で「学校行事は楽しい」が82%であるが、「生徒会活動」、「クラブ活動」は50%以下の比率となっており、今後の課題である。また、「学校へ行くのは楽しい」が75%と比較的高いが、「本校生徒であることに誇りを持っている」が、68%となっており、更なる向上を期することが課題である。全体を通じて、生徒は本校教育について概ね納得している様子が伺える。
    2. 2.3年生「学校評価」アンケート集計内容 (別添資料2)

      A:あてはまる  B:ややあてはまる  C:あまり当てはまらない  D:まったくあてはまらない

      回答数223名/在籍226名

        番号 設問 (A+B) 評価
      実数 実数 実数 実数






      1 本校の建学の精神は理解している 63.3 40 18.1 100 45.2 68 30.8 13 5.9
      2 本校の教育方針は理解している 72.9 46 20.8 115 52.1 54 24.4 6 2.7
      3 本校の生徒であることに誇りを持っている 68.4 51 23.0 101 45.4 45 20.3 25 11.3
      4 災害が起こった場合の訓練がおこなわれている 93.3 133 59.7 75 33.6 13 5.8 2 0.9



      5 学校に行くのは楽しい 74.8 94 42.4 72 32.4 38 17.1 18 8.1
      6 滝井独自の特色ある授業が多い 72.6 75 33.6 87 39.0 50 22.4 11 5.0
      7 わかりやすい授業が多い 67.6 37 16.6 114 51.0 62 27.9 10 4.5
      8 わからないことについての質問をしやすい 70.8 61 27.4 97 43.4 57 25.6 8 3.6
      9 いろいろ工夫して授業をしている先生が多い 68.1 41 18.4 111 49.7 63 28.3 8 3.6
      10 評価・成績の内容は納得している 85.6 80 35.9 111 49.7 24 10.8 8 3.6



      11 悩み等について相談にのってくれる 65.5 55 24.7 91 40.8 56 25.1 21 9.4
      12 人権の大切さを学ぶ機会が多い 85.6 118 52.9 73 32.7 24 10.8 8 3.6
      13 命の大切さや社会のルールを学ぶ機会が多い 86.0 112 50.4 79 35.6 25 11.3 6 2.7



      14 学校行事は楽しい 81.8 100 45.4 80 36.4 28 12.7 12 5.5
      15 生徒会活動に関心を持ち積極的に参加している 42.2 30 13.5 64 28.7 78 34.9 51 22.9
      16 部活動には積極的に参加している 45.2 69 30.9 32 14.3 32 14.3 90 40.5
      17 福祉活動やボランティアについての機会が多い 46.7 30 13.5 74 33.2 85 38.1 34 15.2

      18 学校は進路のことについてよく相談に乗ってくれている 67.7 64 28.7 87 39.0 49 22.0 23 10.3
      19 学校は進路についての情報をよく知らせてくれている 71.7 64 28.7 96 43.0 45 20.2 18 8.1

      20 担任の先生は自分のことを理解してくれている 68.6 63 28.3 90 40.3 48 21.5 22 9.9
      21 担任の先生は困っていることに対して手助けしてくれている 73.0 72 32.4 90 40.6 44 19.8 16 7.2






      22 この3年間で学力はかなりに伸びている 67.3 53 23.8 97 43.5 48 21.5 25 11.2
      23 この3年間で自ら行動できる人に成長している 76.6 62 27.9 108 48.7 43 19.4 9 4.0
      24 この3年間でマナーやルールが身に付いている 83.4 82 36.8 104 46.6 29 13.0 8 3.6
      25 この3年間で社会に貢献できる人に成長している 69.3 58 26.1 96 43.2 55 24.8 13 5.9
      26 滝井高校に入学してよかったと思っている 79.8 114 51.1 64 28.7 27 12.1 18 8.1
  3. (3)保護者学校評価
    1. 1.総括
      評価項目33項目の内、肯定的評価(A+B)以上70%以上が29項目あり、全体として本校の運営や教育内容に一定の評価をされていることが伺える。特に「授業公開」、「保護者への連絡案内」、「学校の保護者対応」、「学校美化」、「資格・検定取得の取り組み」等は、90%以上の保護者の評価を得ている。一方、「子どもが学校に誇りを持っている」と感じている人が、70%、「授業が分かりやすいと言っている」が69%、「クラブ活動に積極的な参加」が54%、「校内施設・設備の満足」が67.3%と、やや低い比率となっており、今後の対策が必要と考えている。なお、保護者の学校評価アンケートの集計は、本校後援会(PTA)が実施した。
    2. 2.保護者「学校評価」アンケート集計内容

      A:あてはまる  B:ややあてはまる  C:あまり当てはまらない  D:まったくあてはまらない

      全保護者646名/在籍661名(回収率97.7%)

        番号 質問 (A+B) 評価
      学校運営 1 学校は、建学の精神をわかりやすく伝えている 84.5 197 30.9 346 53.6 77 12.1 18 2.8
      2 学校は、教育方針をわかりやすく伝えている 87.2 216 33.8 341 53.4 64 10.0 18 2.8
      3 子どもは、学校に誇りを持っている 69.5 149 23.2 299 46.3 151 23.6 42 6.6
      4 学校は、授業などを公開している 91.5 317 49.5 269 42.0 51 7.9 4 0.6
      5 学校は、緊急時(地震・台風など)の対応について、生徒や保護者 に行動マニュアルを知らせている。また訓練を行っている 89.6 319 49.8 255 39.8 56 8.8 10 1.6
      6 学校は、情報を積極的に発信している 88.1 322 50.2 243 37.9 66 10.3 11 1.7
      7 学校は、保護者に出す文書・事務連絡を適切に行なっている 91.5 370 58.0 214 33.5 44 6.9 10 1.6
      教育活動 8 子どもは、学校が楽しいと思っている 81.5 294 45.7 230 35.8 77 12.0 42 6.5
      9 学校は、特色ある教育活動が行われている 86.0 248 38.6 304 47.4 71 11.1 19 3.0
      10 子供は、授業が分かりやすいと言っている 69.1 106 16.5 338 52.6 162 25.5 37 5.8
      11 成績表は、子どもの能力や努力を適切・公平に評価している 89.3 234 36.4 340 52.9 54 8.4 15 2.3
      12 先生は、子どもを理解している 73.2 158 24.7 310 48.5 127 19.2 44 6.9
      13 学校は、学習の内容や進度を懇談や通信等で知らせている 85.5 263 41.2 283 44.3 79 12.4 14 2.2
      生徒指導 14 学校は、しつけ教育が行き届いている 86.4 263 41.0 291 45.4 62 9.7 25 3.9
      15 学校は、いじめや暴力のない学校づくりに取り組んでいる 83.4 218 34.1 315 49.3 79 12.4 27 4.2
      16 学校は、子供に人権を尊重する意識を育てようとしている 81.8 202 31.6 321 50.2 89 13.9 28 4.4
      17 先生は、子供の間違った行動を厳しく指導してくれる 86.6 259 40.4 296 46.2 65 10.1 21 3.3
      18 学校は、家庭への連絡や意思疎通を積極的に行っている 85.4 257 40.3 288 45.1 79 12.4 14 2.2
      19 学校は、子供のことについて気軽に相談に応じてくれる 81.7 220 34.6 299 47.1 94 14.8 22 3.5
      課外活動 20 子どもは、積極的に部活動に参加している。 54.4 247 40.0 87 14.1 77 12.5 206 33.4
      21 学校は、クラブの活動を支援している。 83.8 320 50.8 208 33.0 66 10.5 36 5.7
      22 学校は、生徒主体の学校行事を実施している 83.1 255 40.2 277 42.9 78 12.3 24 3.8
      23 子どもは、積極的に学校行事に参加している 87.5 326 51.3 230 36.2 53 8.3 27 4.2
      24 学校は、ボランティア活動のできる環境を作っている 82.6 208 33.1 311 49.5 98 15.6 11 1.8
      25 学校は、校内の美化活動に努めている 94.1 315 49.1 289 45.0 33 5.1 5 0.8
      26 校内の教育環境(施設・設備)面は、満足している 67.3 134 21.1 294 46.2 150 23.6 59 9.1
      進路 27 学校は、子どもの将来の進路に合わせた指導を適切に行っている 82.7 204 32.1 322 50.6 91 14.3 19 3.0
      28 学校は、併設大学・短大への内部進学について情報を発信している 86.3 291 45.0 265 41.3 72 11.2 13 2.0
      29 学校は、資格・検定の取得に積極的に取り組んでいる 95.2 381 59.3 231 35.9 24 3.7 7 1.1
      その他 30 先生は、子どもへの声かけ等、積極的に子どもとのコミュニケーションを図っている 83.6 230 36.2 301 47.4 81 12.8 23 3.6
      31 子どもは、自ら行動できる人間に成長してきている 82.0 227 35.4 299 46.6 91 14.2 25 3.9
      32 学校は、地域との交流を積極的に行っている 83.4 223 35.6 300 47.8 94 15.0 10 1.6
      33 学校(教員)の保護者への対応はよい 90.1 305 47.9 269 42.2 43 6.8 20 3.1
  4. (4)教職員「自己評価」、生徒(3年生)「学校評価」、および保護者「学校評価」回答結果の関連比較各評価をポイント化して関連を比較する。

    ポイントは、 A=3、 B=1、 C=−1、 D=−3とする。

    関連質問項目 質問番号 ポイント
    教職員 生徒 保護者 教職員 生徒 保護者
    建学の精神 1 1 1 1.15 0.51 1.28
    教育方針 2 2 2 1.17 0.82 1.36
    誇り・愛校心 3 3 3 0.80 0.60 0.86
    わかりやすい授業 19 7 10 1.53 0.60 0.60
    面倒見の良さ 21 11 19 1.92 0.61 1.26
    危機管理対応 15 4 5 1.60 2.04 1.76
    人権教育 26 12 16 0.84 1.70 1.18
    学校行事 34 14 23 2.18 1.58 1.74
    クラブ活動 32 6 20 0.74 −0.28 0.22
    ボランティア活動 33 17 24 0.16 0.10 1.28
    進路指導(面度見の良さ) 45 18 27 1.05 0.72 1.24
    進路指導(情報提供) 47 19 28 1.63 0.49 1.60

比較内容

A 建学の精神

教職員・保護者は、概ね同様に一定評価している。生徒の理解は不十分。

B 教育方針

保護者の評価高く、次いで教職員。生徒はいまひとつの評価。

C 誇り・愛好心

教職員・生徒・保護者概ね同じ評価で向上させる取り組みが必要。

D わかりやすい授業

教職員の評価は高いが、生徒・保護者は低い。教職員と生徒・保護者との理解の乖離がある。教職員意識の改善が必要(教員の自己満足)。

E 面倒見の良さ

教職員は、評価高く、保護者も一定の評価にいるが、生徒の評価は不十分。理解の乖離是正が必要。

F 危機管理対応

教職員・生徒・保護者いずれも評価高い。

G 人権教育

教職員より生徒・保護者の評価高い。

H 学校行事

いずれも高い評価

I クラブ活動

全体に低い評価。特に生徒は低い。対策が必要。

J ボランティア活動

保護者は一定の評価をしているが、教職員・生徒は低い。今後の検討要。

K 進路指導

面倒見の良さについては、生徒はやや低いが、全体として一定の評価。

大阪国際滝井高等学校「自己評価に関する」学校関係者評価委員会の見解

学校関係者評価委員会

1.審議方法

学校から事前に配布された「平成22年度『学校評価』実施内容の報告」、「教職員『自己評価』アンケート集約」、「生徒『学校関係者評価』アンケート集約」、「保護者『学校関係者評価』アンケート集約」、「教育概要」をもとに、平成23年3月3日(木)10:30〜12:00、滝井高校の地で委員会を開催した。委員会では、鈴木委員を進行役に各委員から自由に感想・意見を述べていただいた。全体としては評価の高い意見が主であったが、今後の学校改善の見地から、特に評価の低い項目について活発に意見が出された。また、これらの「学校評価」とは別に学校内容について、率直な意見や提言もあった。
なお、アンケートは総て無記名で実施した。

2.見解

  1. (1)全体とりまとめ

    今年度は、教職員の「自己評価」だけでなく、生徒・保護者のアンケートも実施され、より学校の状況が鮮明になった。まず、保護者アンケートの回収率が非常に高い。これは普段の教育活動がよく理解されているあかしであると考えられる。また、アンケートの結果が肯定的評価のものが多い。このことから滝井高校は保護者から信頼されていると考えられる。一方で、一部の質問項目では、教職員と生徒・保護者の評価に乖離が見られる。これらの乖離した評価の溝をいかに埋めていくかが学校改善のポイントである。特に注目すべきは、「わかりやすい授業」「面倒見の良さ」についての意識の差である。
    教職員の「自己評価」では、昨年度に比べると全体的に否定的評価の割合が高くなっている。特に「教員研修」の評価については、改善の要がある。
    滝井高校では、来年度に向け教員の「授業」と「研修」について取り組みを強化して欲しい。

  2. (2)主たる意見・感想
    1. 1.学校運営
      生徒の学校に対する誇り、愛校心が比較的低い評価である。信頼される教員・授業・学校運営ができれば、生徒はおのずと誇りを持ち、愛校心も出てくるはずである。滝井高校の教育内容は素晴らしいので、あとは先生がどれだけ素晴らしい授業ができるかである。それを構築する努力が必要。
    2. 2.特色教育
      礼法授業の導入や、卒業式に表れているような「凛とした」振る舞いなど、滝井高校の特色ある教育が行われている。近隣中学校の立場から見ても見習うべきものがあり、保護者の立場から見ても、他校にはない教育内容には感謝している。このような滝井の教育方針・教育内容は他の模範となっているので継続していくべきである。
  3. (3)学習指導

    「わかりやすい授業」の評価が、教職員と生徒・保護者で差がある。教職員は謙虚に受け止めなければならない。これを解消するためには「子どもにとってわかる授業」、「こどもにとって関心のある授業」を先生方が実践しなければならない。先生方で授業方法を模索する委員会のようなものを立ち上げ構築していくべきである。また、先進的な授業が行われている学校への視察なども積極的に行うべきである。このように先生が自分たちで従来の教科指導を打ち破り、自分たちで作り上げていくという意識改革が必要である。そのために管理職はリーダーシップを発揮し、そのような環境づくりを推進していくべきである。

  4. (4)部活動

    クラブの加入率が低いことから、積極性や活発さの評価が低くなっている。しかし、現在の社会状況として、生徒は地域の活動に参加している可能性があり、学校教育に頼ることがなくなっているのかもしれない。よってこれを大きく改善することは難しい。滝井でのクラブ加入率が50〜60%というのは立派である。ただし、クラブ活動のような集団活動の中で培われる人間形成は、青年期の教育としては重要であるので、活発な活動・多くの生徒が参加するクラブ活動の推進を引き続き行ってほしい。

  5. (5)教員研修

    教員研修に対する評価の低さが滝井高校のキーポイントになる。校内研修が計画的に行われていなかったり、校外への参加が少なかったり、実施された研修の形骸化等が気になる。現状でも研修は行われているようだが、多忙な業務にまぎれ、なかなか十分な研修が実施できない状況にあることは推察できる。そこで、都度出てくる問題に対して、タイムリーに検討する委員会など、工夫を凝らした肩ひじの張らないものから実施してもよいのではないだろうか。現状の問題点を発見し、いかに対処すべきかを自分たちで考え改善していくという意識改革がここでも必要になる。

  6. (6)その他の意見・提言
    1. A 生徒・保護者のアンケートについて
      • 生徒・保護者のアンケートは文章記述があってもよいのではないか。
      • 次年度以降も質問項目を変えないで推移を見ていかれたらよい。
      • 保護者アンケートの集計は大変なので、システムを導入されたほうがよい。
    2. B 学校運営等
      • 情報発信は事後だけでなく事前の案内もあればよい。
      • 国際科は、もっと外国語(英語)や国際にこだわって特化される方がよい。
      • 教職員の専任率が低く、毎年担任の先生が代わられ、卒業しても恩師に会えない状態が続いている。生徒数の減少で、私学の宿命かもしれないが母校に戻れば先生がいるような学校にしてほしい。