学校評価:学校評価・学校関係者評価委員会見解(平成29年度)

平成29年度 大阪国際滝井高等学校 学校評価

大阪国際滝井高等学校
校長 清水

T.めざす学校像

「全人教育」を基礎として、礼節を重んじ、世界に通じる心豊かな人間を育成する学校

  1. 1.「凛とした美しい人づくり」を中核とした教育力で女子高として存在感の高い学校
  2. 2.主体的に学ぶとともに能動的に行動できる人材を育成する学校
  3. 3.女子のキャリア教育に注力し、関連の諸学校への進学に強い学校
  4. 4.国際的な感性を磨き、コミュニケーション能力の豊かな人材を育成する学校
  5. 5.人権を尊び、「いじめ」や「差別」などの人権侵害を許さない学校

U.中期的目標

  1. 1.生徒募集活動の強化
    1. (1)科・コースごとの特待制度の見直し
      1.  平成30年度入試に向けて受験生の確保を図るため、新たな特待制度の基準を検討する。たとえば、クラブ奨学制度、英検や漢検などの有資格者の奨学制度の導入を具体化する。
    2. (2)本校の特色の明確化と広報戦略の再構築
      1.  平成30年度の生徒募集目標を定員250名の10%増し(275名)とする。その実現に向けて、従前の募集部を総務部と改め各分掌・学年との連携を密接にし、本校の学習指導、クラブ指導、生徒指導及び進路実現に向けた取り組みなどの特色を中学校及び塾に積極的に発信する。
         また、新校地への理解や内部進学者の増加を図るため、学校説明会を松下町校地や守口キャンパスの見学も含めて実施する。
  2. 2.基礎学力の定着と生徒の習熟度に応じた学力向上対策
    1. (1)学習習慣の定着
      1.  生徒の自主学習の習慣をしっかり身に付けさせるため、「スタディサプリ」を活用することにより、朝学習の充実、補習・講習、自習室及び図書室の利用促進などを図る。
    2. (2)習熟度別授業と個別指導の徹底
      1.  英語・数学等基本教科における習熟度別授業の実施により、すべての学力層の生徒の学習意欲の喚起と学力伸長を図る。また、大学生を学習支援サポーターとして依頼し、個別指導の充実を図る。
    3. (3)ICT機器の導入及びアクティブラーニング型授業の普及
      1.  生徒に知識だけではなく、思考力・判断力・表現力を身につけさせるために、ペアワーク、グループワーク、スピーチ、討論など生徒が主体的に授業に参加する、いわゆるアクティブラーニング型の授業を普及させる。併せて、授業への興味・関心を高めるために、ICTを活用した授業が展開できるよう、AL教室やICT機器の活用を推進するための環境を整備する。
  3. 3.進学実績の向上に向けた組織的な進路指導の取組み
    1. (1)女子キャリア進学を見据えた受験指導の徹底
      1.  進路指導主任を中心として、特進コース文系、特進コース薬学系、看護進学コース、国際科の各主任が連携しながら、難関大学・学部への進学を希望する生徒に対する組織的な受験指導を徹底して行い、進学実績を伸ばす。
    2. (2)併設大学への進学安定化のための高大連携プログラムの充実
      1.  昨年度から実施している総合進学コース2年生を対象とした後期の併設大学連携授業を継続し、早期に併設大学の授業内容等を理解させることにより、3年次での垂直連携授業での講座選択を円滑にするとともに、内部進学の際の適切な学部選択に役立てる。さらには、大学・短大のクラブとの連携強化を図り、円滑な内部進学につながるよう、担当者同士の連絡を密にする。
  4. 4.グローバルマインド育成のための取組み強化
    1. (1)「時を守り、場を清め、礼を正す」3原則の徹底
      1.  小笠原流礼法を授業への取り入れ、人に対する思いやりの心と感謝の気持ちを育む教育を継続する。併せて、遅刻の防止、挨拶の励行、清掃活動の徹底により、「凛とした美しい人づくり」をより強化する。
    2. (2)国際交流プログラムの充実
      1.  中期経営計画の具現化に向け、国際科の生徒増に対応するため、すでに留学先や修学旅行先となっているカナダ、ニュージーランド、オーストラリアにおける新たな交流プログラムを実施する。昨年度から開始したベトナムボランティアツアーを継続すると共に、ケンブリッジ研修への参加者を確保する。
    3. (3)クラブ活動のさらなる活性化
      1.  新グラウンド、テニスコート、体育館の整備に伴い、運動クラブの活性化を図るとともに、文化クラブも含めた既存クラブへの加入を積極的に勧め、加入率70%をめざす。
    4. (4)地域貢献活動の推進
      1.  地元幼稚園、小・中学校、特別支援学校との連携、地域清掃活動、地域行事への積極的な参加、病院や福祉施設等への出前授業など地域におけるボランティア活動を推進し、地域に根ざした学校としてのイメージを定着させる。
  5. 5.将来ビジョンを踏まえた組織的な学校運営
    1. (1)中期経営計画に基づく教職員の意識改革
      1.  4年後の校舎移転に向けて、滝井高校のあるべき姿を実現するため、全教職員が本校の現状を共通理解し、その課題解決に向けた改革に取り組む。
    2. (2)教員の授業力向上
      1.  生徒の様々な学力層と多様な進路希望に対応するため、それぞれの生徒実態とニーズに対応した授業展開が求められる。すべての教員の授業力向上を図るため、ベテラン教員と経験の少ない教員とが互い教え合い学び合う環境をつくるとともに、校内や校外における研究授業への参加機会を確保する。
    3. (3)教員研修の計画的実施
      1.  質の高い教員集団の維持向上を図るため、計画的、継続的な教職員研修を実施する。その際、外部教育機関とも連携を図りながら、より実践的で効率的なものとなるよう工夫する。



V.本年度の取組内容及び自己評価

評価指標:※は学校評価アンケートでの肯定的評価A+Bの割合
自己評価:◎目標以上(70%以上)  〇ほぼ目標どおり(60%〜)  △目標に達していない(20%〜)  
     ×全く取り組めていない(20%未満)

中期的目標
今年度の重点目標
具体的な取組計画・内容 評価指標 自己評価

1.生徒募集活動の強化

(1)科・コースごとの特待生制度の見直し

(1)@平成30年度入試に向けて受験生の確保を図るため、新たな特待生制度の基準を検討する。たとえば、クラブ奨学制度、英検・漢検等の有資格者の奨学制度の導入を具体化する。

(1)@クラブ活動や有資格者対象の奨学制度の創設

(1)@特待Sの創設
英検または漢検準2級以上または、中学時代のクラブ活動等で都道府県大会個人8位、団体4位以上を対象。(〇)

(2)本校の特色の明確化と広報戦略の再構築

(2)@平成30年度の生徒募集目標を定員250名の10%増し(275名)とする。その実現に向けて、従前の募集部を総務部と改め各分掌・学年との連携を密接にし、本校の学習指導、クラブ指導、生徒指導及び進路実現に向けた取り組みなどの特色を中学校及び塾に積極的に発信する。

(2)@入学者数が募集定員を10%超える。

(2)@一次志願者数が636名で昨年度732名から96名減(−13.1%)となり、入学予定者が195名と振るわなかった。(△)

A新校地への理解や内部進学者の増加を図るため、学校説明会を松下町校地や守口キャンパスの見学も含めて実施する。

Aオープンスクールまたは入試説明会の守口キャンパスまたは松下町校地実施及び見学

A第3回オープンスクールを守口キャンパスで実施。また、松下校地の見学を実施。(〇)

2.基礎学力の定着と生徒の習熟度に応じた学力向上対策

(1)学習習慣の定着

(1)生徒の自主学習の習慣をしっかり身につけさせるため、「スタディサプリ」を活用することにより、朝学習の充実、補習・講習、自習室及び図書室の利用促進などを図る。

(1)@「滝井チャレンジプログラムは役に立っている」肯定的評価70%以上。
A「スタディサプリは役立っている。」肯定的評価70%以上。
B朝学習は学力向上に役立っている」(※@〜B生徒・保護者・教員ともに肯定的評価70%以上)
C「放課後などに自習する環境が整っている」  (※生徒・教員ともに肯定的評価70%%以上)

(1)@生徒33%、保護者58%、教員21%(△)
A生徒36%、保護者54%、教員21%(△)
B生徒58%、保護者74%、教員71%(〇)
C生徒65%、教員87%(〇)

(2)習熟度別授業と個別指導の徹底

(2)英語・数学等基本教科における習熟度別授業の実施により、すべての学力層の生徒の学習意欲の喚起と学力伸長を図る。また、大学生を学習支援サポーターとして依頼し、個別指導の充実を図る。

(2)@「授業がわかりやすい」(※生徒・保護者・教員の肯定的評価70%以上)
A「授業中や放課後、質問しやすく熱心に教えてくれる」(※生徒・教員の肯定的評価70%以上)
B「学力は着実に伸びている」
(※生徒・保護者・教員の肯定的評価70%以上)

(2)@生徒61%、保護者61%、教員87%(〇)
A生徒60%、教員95%(〇)
B生徒56%、保護者64%、教員66%(△)

(3)ICT機器の導入及びアクティブラーニング型授業の普及

(3)生徒に知識だけではなく、思考力・判断力・表現力を身につけさせるために、ペアワーク、グループワーク、スピーチ、討論など生徒が主体的に授業に参加する、いわゆるアクティブラーニング型の授業を普及させる。併せて、授業への興味・関心を高めるために、ICTを活用した授業が展開できるよう、AL教室やICT機器の活用を推進するための環境を整備する。

(3)@AL教室やICT機器が充実している。(※生徒・保護者・教員の肯定的評価70%以上)
AAL教室やICT機器は、授業改善に役立っている。
(※教員の肯定的評価70%以上)

(3)@生徒55%、保護者68%、教員32%(△)
A教員61%(〇)

3.進学実績の向上に向けた組織的な進路指導の取り組み

(1)女子キャリア進学を見据えた受験指導の徹底

(1)進路指導主任を中心として、特進コース文系、特進コース薬学系、看護進学コース、国際科の各主任が連携しながら、難関大学・学部への進学を希望する生徒に対する組織的な受験指導を徹底して行い、進学実績を伸ばす。

(1)@薬学・看護進学コースの希望者全員が希望進路を実現する。
A「学校は進路指導をしっかりしてくれる」(※生徒・保護者の肯定的評価70%以上)

(1)@薬学部希望者5名全員合格。看護進学コースはほぼ全員看護系に進学。早稲田大1名、関西大4名、大阪薬科大1名、京都産業大5名、関西外大9名、同志社女子大5名、武庫川女子大4名など上位陣が昨年の実績を上回った。(◎)
A生徒73%、保護者80%、教員82%(◎)

(2)併設大学への進学安定化のための高大連携プログラムの充実

(2)総合進学コース2年生を対象とした後期の併設大学連携授業を継続し、早期に併設大学の授業内容等を理解させることにより、3年次での垂直連携授業での講座選択を円滑にするとともに、内部進学の際の適切な学部選択に役立てる。さらには、大学・短大のクラブとの連携強化を図り、円滑な内部進学に繋がるよう、担当者同士の連絡を密にする。

(2)@内部進学者数を卒業生の30%以上にする。
A大学・短大とのクラブ連携の実施

(2)@内部進学者数78名で内部進学率32.6%(〇)
Aソフトボール部、サッカー部が大学クラブとの合同練習や研修会に参加。吹奏楽部が大学・短大・大和田中・高校との合同演奏会に参加。(〇)

4.グローバルマインド育成のための取り組み強化

(1)「時を守り、場を清め、礼を正す」3原則の徹底

(1)小笠原流礼法を授業への取り入れ、人に対する思いやりの心と感謝の気持ちを育む教育を継続する。併せて、遅刻の防止、挨拶の励行、清掃活動の徹底により、「凛とした美しい人づくり」をより強化する。

(1)@「先生は間違った行動を正しく指導してくれる」(※生徒・保護者の肯定的評価70%以上)
A「マナーやルールを守ることが身に付いたと思う」(※生徒・保護者の肯定的評価70%以上)
B「命の大切さや人権の大切さを学ぶ機会がある」(※生徒・保護者・教員の肯定的評価70%以上)

(1)@生徒75%、保護者83%、教員84%(◎)
A生徒75%、保護者83%、教員71%(◎)
B生徒75%、保護者78%、教員74%(◎)

(2)国際交流プログラムの充実

(2)中期経営計画の具現化に向け、国際科の生徒増に対応するため、すでに留学先や修学旅行先となっているカナダ、ニュージーランド、オーストラリアにおける新たな交流プログラムを実施する。昨年度から開始したベトナムボランティアツアーを継続すると共に、ケンブリッジ研修への参加者を確保する。

(2)@「国際交流の取組が充実している」(※生徒・保護者・教員の肯定的評価70%以上)
A新たな国際交流事業の取組の実施。

(2)@生徒61%、保護者74%、教員82%(〇)
Aベトナムボランティアツアーは大和田高校との共催実施とし生徒6名が参加。ケンブリッジ研修は1名参加予定であったが、テロのため中止。UCLA研修に1名参加。(〇)

(3)クラブ活動のさらなる活性化

(3)新グラウンド、テニスコート、体育館の整備に伴い、運動クラブの活性化を図るとともに、文化クラブも含めた既存クラブへの加入を積極的に勧め、加入率70%をめざす。

(3)@「生徒会活動やクラブ活動が活発である」(※生徒・保護者・教員の肯定的評価70%以上)
Aクラブ加入率70%以上。

(3)@生徒69%、保護者76%、教員53%(△)
Aクラブ加入率57.9%(△)

(4)地域貢献活動の推進

(4)地元幼稚園、小・中学校、特別支援学校との連携、地域清掃活動、地域行事への積極的な参加、病院や福祉施設等への出前講座など地域におけるボランティア活動を推進し、地域に根ざした学校としてのイメージを定着させる。

(4)@「学校行事に積極的に参加している」(※生徒・保護者・教員の肯定的評価70%以上)
A本校には独自の特色ある行事などの取組がある」(※生徒・保護者・教員の肯定的評価70%以上)

(4)@生徒76%、保護者83%、教員89%(◎)
A生徒74%、保護者84%、教員84%(◎)

5.将来ビジョンを踏まえた組織的な学校運営

(1)中期経営計画に基づく教職員の意識改革

(1)4年後の校舎移転に向けて、滝井高校のあるべき姿を実現するため、全教職員が本校の現状を共通理解し、その課題解決に向けた改革に取り組む。

(1)@「学校方針や目標を教職員・学校関係者が理解して取り組んでいる」(※教職員の肯定的評価70%以上)
A理事会等における学園運営に関する必要事項は報告されている」(※教職員の肯定的評価70%以上)

(1)@教員66%(〇)
A教員61%(〇)

(2)教員の授業力向上

(2)生徒の様々な学力層と多様な進路希望に対応するため、それぞれの生徒実態とニーズに対応した授業展開が求められる。すべての教員の授業力向上を図るため、ベテラン教員と経験の少ない教員とが互い教え合い学び合う環境をつくるとともに、校内や校外における研究授業への参加機会を確保する。

(2)@「教科会議で授業内容等を評価、意見交換を実施している」
(※教職員の肯定的評価70%以上)
A教員の相互授業見学期間の設定と研究授業の実施。

(2)@教員61%(〇)
A6月と11月に教員相互授業見学を実施。11月には英語科と家庭科の研究授業を実施した。(〇)

(3)教員研修の計画的実施

(3)質の高い教員集団の維持向上を図るため、計画的、継続的な教職員研修を実施する。その際、外部教育機関とも連携を図りながら、より実践的で効率的なものとなるよう工夫する。

(3)@「効果的な校内研修計画を立案し教職員に実施している」
A「初任者等経験の少ない教員に対する研修が実施されている」
B研修等に参加した成果を、他教員に伝えて情報を共有している。
C目標管理による教員育成システムが機能している。
(※@〜C教職員の肯定的評価70%以上)

(3)@教員63%(〇)
A教員39%(△)
B教員61%(〇)
C教員53%(△)

W.自己評価アンケートの結果と分析(平成30年1月〜2月実施)

【結果】

  • 平成29年度 学校評価( 生徒 )アンケート集計表(資料①)
    平成29年度 学校評価(保護者)アンケート集計表(資料②
    平成29年度 自己評価(教職員)アンケート集計表(資料③)

  • 【分析】

    1.実施状況


  • 対象 対象者数 回収数 回収率 調査期間 備考
    生徒 全学生 691 667 96% 平成30年1月17日〜29日 資料@
    保護者 全学年 691 655 95% 平成30年1月22日〜29日 資料A
    教職員 常勤 38 38 100% 平成30年2月8日〜9日 資料B
  • 2.対象別アンケート結果

    1. (1)生徒

      @3年間の経年推移
      1. 表1:肯定的評価(A+B)の割合別項目件数の3年間の推移(生徒)
        (%) 100〜90 〜80 〜70 〜60 〜50 〜40 〜30 〜0 項目総数
        平成29年度 0 1 9 7 4 0 2 0 23
        平成28年度 0 2 8 5 3 2 1 0 21
        平成27年度 2 6 6 5 1 1 1 0 22
         アンケートの項目(全23項目)を肯定的評価(A+B)の割合で集計したのが表1である。肯定的評価が80%以上を高評価項目、60%〜79%を中評価項目、0%〜59%を低評価項目と分類すると、高評価項目は、平成27年度8項目→平成28年度2項目→平成29年度1項目と平成28年度に1/4に減少し、今年度も同じ傾向となっている。また、中評価項目は、平成27年度11項目→平成28年度13項目→平成29年度16項目と増加しているが、高評価項目の減少分よりも増加分が少ない。低評価項目は、平成27年度3項目→平成28年度6項目→平成29年度6項目と増加している。この増加分は中評価項目の評価が下がった項目である。
      2. 高評価項目、低評価項目は以下の通りである。

        ●高評価項目 カッコ内の数字は昨年度
        S05礼法の授業は有意義である。 85%↑
        (82%)
        ●低評価項目 カッコ内の数字は昨年度。矢印は昨年度比較(評価が低い順に記載)
        S15滝井チャレンジプログラムは役に立っている。 33%↑
        (30%)
        S19AL教室やICT機器が充実している。 55%(新)
        S16スタディー・サプリは役に立っている。 36%(新)
        S08学力は着実に伸びている 56%↑
        (48%)
        S20滝井に入学してよかったと思う。 53%↓
        (59%)
        S17朝学習は、学力向上に役立っている 58%↑
        (42%)
    2. (2)保護者

      @3年間の経年推移とその特徴

      1. 表2:肯定的評価(A+B)の割合別項目件数の過去3年間の推移(保護者)
        (%) 100〜90 〜80 〜70 〜60 〜50 〜40 〜30 〜0 総数
        平成29年度 0 12 7 3 2 0 0 0 24
        平成28年度 4 9 6 3 0 0 0 0 22
        平成27年度 4 13 2 3 0 0 0 0 22
         アンケートの項目(全24項目)を肯定的評価(A+B)の割合で集計したのが表2である。高評価項目は平成27年度が17項目、平成28年度が13項目、平成29年度が12項目と減少している。中評価項目は、平成27年度が5項目、平成28年度が9項目、平成29年度が10項目と増加している。低評価項目は、平成27年度・平成28年度が0項目、平成29年度が2項目と初めて低評価となった項目が出てきた。高評価項目、低評価項目は以下の通りである。
      2. ●高評価項目 カッコ内の数字は昨年度(評価の高い順に記載)
        P07成績表は、子どもの能力や努力を適切・公平に評価している。 89%
        (90%)
        P10子どもには、マナーやルールを守ることが身に付いたと思う。 83%
        (83%)
        P04礼法の授業は子どもの役に立っている。 88%
        (90%)
        P11子どもは、積極的に学校行事に参加している。 83%
        (84%)
        P02学校は、特色ある教育活動を行っている。 84%
        (87%)
        P21事務職員の保護者への対応はよい。 83%
        (91%)
        P22教員の保護者への対応はよい。 84%
        (90%)
        P01学校は、建学の精神や教育方針をわかりやすく伝えている。 82%
        (83%)
        P24学校は、公開授業や懇談、通信等で学習状況を適切に伝えている。 84%
        (87%)
        P13学校は、子どもの進度指導を適切に行っている。 80%
        (80%)
        P09学校は、子どもの間違った行動を正しく指導してくれる。 83%
        (83%)
        P20滝井高校に入学させてよかったと思う。 80%
        (87%)
        ●低評価項目 カッコ内の数字は昨年度(評価が低い順に記載)
        P15滝井チャレンジプログラムは役立っている。 58%
        (60%)
        P16スタディー・サプリは役立っている。 54%(新)
    3. (3)教員

      @3年間の経年推移とその特徴

      1. 表3:肯定的評価(A+B)の割合別項目件数の過去3年間の推移(教員)
        (%) 100〜90 〜80 〜70 〜60 〜50 〜40 〜30 〜0 項目総数
        平成29年度 5 15 7 8 6 0 2 2 45
        平成28年度 11 10 9 7 4 0 0 1 42
        平成27年度 18 11 11 3 0 1 1 0 45
         アンケートの項目(全45項目)を肯定的評価(A+B)の割合で集計したのが表3である。高評価項目は平成27年度は29項目、平成28年度は21項目、平成29年度は20項目と平成28年度に減少し、そのままの状態となっている。中評価項目は、平成27年度は14項目、平成28年度は16項目、平成29年度は15項目とほぼ同じ水準となっている。低評価項目は、平成27年度は2項目、平成28年度は5項目、平成29年度は10項目年ごとに倍増している。また、90%以上の「特に評価が高い」項目は平成27年度は18項目、平成28年度は11項目、平成29年度は5項目と平成27年度から年ごとに半減している。40%未満の「特に評価が低い」項目が4項目と大変多い結果となった。「特に評価が高い」項目と、「特に評価が低い項目」は次の項目である。
      2. ●「特に評価が高い」項目 カッコ内の数字は昨年度(評価が高い順に記載)
        T07生徒の成績評価は適切・公平に行っている。 100%
        (97%)
        T23学校ホームページで可能な範囲で情報公開をしている。 95%
        (97%)
        T19事務室の生徒、保護者、外部等への対応は良好である。 97%
        (100%)
        T24学校は、公開授業や懇談、通信等で学習状況を適切に伝えている。 92%
        (92%)
        T20授業以外でも、講習・補習や個別学習指導を熱心に行っている。 95%
        (100%)
        ●「特に評価が低い」項目 カッコ内の数字は昨年度(評価が低い順に記載)
        T15滝井チャレンジプログラムは、有効に活用できている。 21%
        (24%)
        T44AL教室やICT機器が充実している。 32%(新)
        T43スタディー・サプリは役に立っている。 21%(新)
        T37新任者等、経験の少ない教員の研修が実施されている。 39%
        (53%)

    X.学校関係者評価委員会の実施と見解

    1.実施状況

    (1)日 時 平成30年3月5日(月) 午前10時〜午前12時
    (2)場 所 大阪国際滝井高等学校 第2会議室(なでしこ)

    (3)出席者 17名

    委員 9名

    中学校校長 2名
    地域住民代表 1名
    同窓会(撫子会) 代表1名
    保護者(後援会) 代表3名
    学園関係者(理事・監事) 2名

    本校関係者 8名

    校長、副校長兼教頭、事務長、教務主任、第三学年主任、第二学年主任、第一学年主任、総務主任

    (4)次第

    1.開会
    2.校長挨拶
    3.委員・本校担当者紹介
    4.資料概要説明
    5.意見交換
    6.まとめ
    7.閉会

    2.委員の見解

      ●肯定的な意見
    1. ・「礼法の授業は有意義である。」の生徒評価が85%以上と昨年よりも上がっていることは、よい方向に導いてくれているということを子ども達が理解していると感じた。今後もぜひとも「凜」の言葉と、「時を守り、場を清め、礼を正す」を継続して欲しい。
    2. ・卒業式を見て、滝井高校で3年間過ごした生徒さんは幸せと感じた。生徒は、自分の力を発揮できるよう指導されている。生徒から相談があったときには“滝井が良いのでは。”と勧めたくなる学校である。
    3. ・高校と連携をしてイベント等で町会の活性化ができないかと考えている。文化祭だけではなく、町会として滝井高校と一緒にできる行事というものを今年改選される役員に若い方にも入っていただき企画していきたい。また、地域住民から「滝井高校の文化祭はまだですか?」と問合せが来ることもある。町会で参加できるイベントについては、早めに連絡をいただきたい。
    4. ・同窓会として学校に協力できることがある。たとえば、優秀な卒業生の活用を「体験授業」などで考えてはどうか。
    5. ・滝井高校のしつけ教育は将来的に生徒の役に立っている。勉強嫌いな子ども達を粘り強く指導していただき感謝している。
      ●課題に対する意見
    1. ・スタディサプリの評価が、生徒・保護者・教員全てで低いことから、目的や活用方法が生徒・教員に浸透していない。また、丁寧な指導、説明等を「あなたは3年間でどうしたいのか」ということを含めた上で行う必要があるのではないか。
    2. ・アンケート全体を見ると肯定的評価の上位が減っていることが気になる。その原因は何かということを意識し、どのようにこれから対策をとるかを考えることも必要である。
    3. ・チャレンジプログラムの必要性が響いてこない。行っている目的の再確認が必要ではないか。
    4. ・兄弟が他校に通っているが、滝井高校は進路情報(経済面等も含む)の発信時期が遅い。学校によっては、入学後すぐに学費の説明がありお金の準備などを計画的にできて大変助かっている。また、進路に関して教員と接する機会が少ない。
    5. ・礼法が1年のみのコースは、定着するかどうかが疑問。全コース3年間実施はできないか。
    6. ・課題に対しては、この資料を有効利用してPDCAサイクルのA(アクション)について考えていって欲しい。
    7. ・生徒と教員の評価のギャップが大きい項目に特に目を向けることが大切。この資料から見える本当のところを掘り起こしていって欲しい。
    8. ・ 日本の中高生は、欧米と比較して「自己肯定感が低い」というデータがある。その原因は、日本では誉められる機会が少ないからと言われている。 言語的にも、英語と比べて日本語には、誉める単語が少ない。小さなことでも、「誉める指導」を意識してはどうか。

    Y.今年度の重点目標に対する自己評価が△(評価項目が目標に達していない)の改善策

    「1.生徒募集活動の強化」
    (2)本校の特色の明確化と広報戦略の再構築:入学者数195名(前年比65名減)

    <改善策>
     来年度入学生からカリキュラムの見直しを行うことにより各科・コースの特色を一層明確にするとともに、説明会やオープンスクールの時期や内容の見直し、ホームページだけでなくSNSを活用するなど積極的に情報を発信し、滝井高校の魅力を中学生とその保護者並びに中学校や塾関係者などにしっかりと伝え、募集定員の確保に向けて募集活動を強化したい。

    「2.基礎学力の定着と生徒の習熟度に応じた学力向上対策」
    (1)@滝井チャレンジプログラムは役に立っている:生徒33%、保護者58%、教員21%
       Aスタディサプリは役立っている:生徒36%、保護者54%、教員21%
    (2)B学力は着実に伸びている:生徒56%、保護者64%、教員66%
    (3)@AL教室やICT機器が充実している:生徒55%、保護者68%、教員32%

    <改善策>
     生徒の自学自習を推進するため、リクルート社の「スタディサプリ」を全校で導入したが、1年目ということもあり、教員にも生徒にも活用法がまだまだ浸透していない。進路目標と学習計画を一体化させた既存の滝井チャレンジプログラムと融合させた新たな滝井メソッドを来年度に向けて確立させたい。今年度新設したAL教室は稼働率が高く生徒の評判もよいが、まだ一部の教員しか利用できていない。AL教室以外の教室においてもICT活用ができるように環境整備すると共に、新たに設けた研究部が中心となって、アクティブラーニング型授業に関する研究授業や研修会を計画的に実施することにより、学力の向上につながるわかりやすい授業の普及をめざす。

    「4.グローバルマインド育成のための取組み強化」
     (3)@生徒会活動やクラブ活動が活発である:生徒69%、保護者76%、教員53%
       Aクラブ加入率:57.9%

    <改善策>
     松下町のグランド、体育館、テニスコートの利用を促進するため、各教員のパソコン端末から予約状況の確認ができるようにする。また、放課後の講習・補習や委員会活動などとの時間調整や指導者の確保などによりクラブ加入率の向上を図る。

    「5.将来ビジョンを踏まえた組織的な学校運営」
     (3)A初任者等経験の少ない教員に対する研修が充実している:教員39%
       C目標管理による教員育成システムが機能している:教員53%

    <改善策>
     研修を受けたくても多忙で学校を離れにくい状況があるため、教員の事務的な業務を教員補助員の雇用やICT活用などにより効率化を図るなど働き方改革を推進し、生徒指導や教員研修の時間を確保し、教員の指導力の向上を図る。また、校長補佐職の新設により、新任教員に対する校内研修を計画的に実施するとともに、教員経験年数や職階に応じた校外研修の機会を提供したい。