小笠原流礼法の教育

小笠原流礼法からの学び

学園の教育理念を「礼法」の学びで実践

本学園の教育理念には「建学の精神である『全人教育』を基礎として、礼節を重んじ世界に通じる心豊な人間を育成する」とうたっております。
今日、相手のことを大切にするという日本人が本来持っている精神が再評価されています。この精神を身につけることを目的として本校では「礼法」を教育のひとつの柱として導入いたしました。
礼法を通じ「思いやり、心遣い」を修得し、本当の意味で凛とした美しい人間の形成を目指しています。

正課として「礼法」を導入

平成24年度より、本校では全科・コースにおいて正課の授業として「礼法」を実施しています。(特進、看護進学、国際は1年次のみ)。授業は小笠原流礼法本部より、師範の先生に講義・実習を担当して頂いています。卒業時には許状(和春傳・清礼伝)がいただけます。


許状見本

小笠原流礼法

「小笠原流礼法」とは室町時代に、武士が気構えを正し、相手に対する心遣いを磨くために生まれた礼法です。当初は、幕府公式の礼法であったため、一般の人々に伝えられることはありませんでした。

しかし、長い歴史の中で「外見ばかりの取りつくろう」誤った作法教育が広まり、その誤解を改めるため、第二次世界大戦後に本来の小笠原流礼法の真髄が世に紹介されました。その真髄は、人と人との関わり合いにおいて「他者を大切に思う心」を基盤に、心を形に表す美しさと合理性を重んじることです。

カリキュラム

小笠原流礼法講演会

平成20年6月7日(土)、この年から授業として導入した「礼法」を保護者にも理解していただこうと礼法講演会を開催いたしました。講師に小笠原流礼法の宗家である小笠原敬承斎先生をお招きして「日常に活かす礼法」という演題で講演をいただきました。

講演では、身近な日常生活の事例を用いた作法について着座の姿勢や礼の仕方など簡単な実習も交えてわかりやすく説明をしていただきました。礼法を通して「相手を大切に思う心」を説かれる先生の人柄に会場全体が和やかな雰囲気に包まれ、保護者の皆様も自然と話の中に引き込まれていました。この講演会をきっかけにして「相手を大切に思う心」の輪が広がること願って止みません。


講演中の小笠原敬承斎先生


講師紹介をする中田校長


和やかな雰囲気に包まれた会場

初めて学ぶ「礼法」

講演会の感想

家庭でも行儀作法を教えて来たつもりですが、作法の理由を知れば一層きちんと行きたいと思うようになります。これからは、子供が学んだことを聞く良い機会にしたいと思います。

とてもわかりやすくお話をして頂き、四十五分間という時間がとても短く感じられました。大人になっても身についていないことが多いので、又このような機会を作って頂くとありがたいです。

日本の文化を学ぶことが、これからの時代、特にこども達にとって貴重なことだと思います。全ての作法には理由がある。形だけではなく、なぜかを考えながら、そして楽しみながら行う。世界を知る前に、自分の国のことを学ぶことは大切ですね。

(講演会保護者アンケートより)

日本の心を身につけたい

礼法の授業ときいて「堅苦しいな」という印象がいちばんにありました。実際、授業が始まると、やはり予想通りで、「こんなこまかいことまで」と思うことがありました。しかし、授業を重ねていくごとに、それぞれの作法を教えてもらっている動作には意味があり、相手を思う心がなんとなくわかってきました。これから授業を重ねていって、いろんな作法を学ぶことによって日本の心や大人としての礼儀が身についていくのかなと感じました。

(第一学年 生徒)